[会長ブログ ― ネコの目]
Nursing now!<<今こそ看護!!>>

先週2月の終わりですが、Nursing Nowという、時宜を得た、そして世界が待っていただろうキャンペーンが盛大に執り行われました。場所は、ロンドン、WHOとICN(International Council of Nurses)の共催、参加国は、WHOのサイトには英国、スイス、ジャマイカ、アメリカ、ヨルダン、南アなど30ヵ国以上とあり、ICNのサイトには16ヵ国とありますが、期間は、3年間、ま、発展すれば延長もあるでしょうが、今のところ日本の関与は、ちょっと見えていません。

華やかなセレモニーの様子は、Nursing Nowそのもののwebsiteにありますので、是非、ご覧下さい。1時間35分です。そしてその最後の1時間32分頃から、このキャンペーンのパトロンとなられたケンブリッジ公爵夫人であられるキャサリン妃殿下がスピーチされています。Nursing Nowのホームページには、共同代表をつとめる高名な政治家ナイジェル・クリスプ卿、昨年就任されたICN会長アネット・ケネディ、看護にご造詣の深いヨルダンのムナ・アルーフセイン妃殿下、ウガンダのダイアン・アトウィン大臣、そして昨年着任したWHO本部看護専門官エリザベス・イロらと並ばれた妃殿下のお姿がありますので、スピーチなどなさったのであろうと、1時間35分のビデオを聴きました。

日本式には、恐らく、最初のご挨拶・・・と思いました、何と最後の1時間32分目でした!!

その内容を、英語に堪能な友人に訳してもらいました。

無題

キャサリン妃のお言葉

「祖母と曾祖母は共に『ボランティア・ナース』だった。二人は、ボランティア組織や赤十字で、ときには看護師にしか提供することができないようなケアと想い(compassion)を実地に学んだ。その後何10年も経て、看護師の仕事は変化し、非常に大きな役割を担うようになった。全国各地の病院やホスピスを訪ねると、いつもそこには看護師がいる。

看護師は、人生のはじめから私たちをケアする。もっとも幸せなときにも、もっとも悲しいときにも、いつもそばにいてくれる。看護師は私たちを生涯にわたってケアする。その専門性と献身には、いつも勇気づけられる。今日、私は、看護師が担う、非常に大きな責任について学んだ。看護師はヘルス・ケアを提供するだけでなく、身体的な健康と同時に精神的な健康に対してホリスティック・アプローチで取り組む。

看護師は、健康を促進すると同時に感染症も予防する。世界には、看護師だけが、唯一の資格のある保健専門家である地域がある。そのようなコミュニティーでは、看護師の役割はさらに重要になる。悲しいことには、世界の多くの人がヘルス・ケアへのアクセスがない。このような状況では、世界全体で看護師の仕事(profile)と地位を向上させる必要がある。

世界の看護師の需要に応えるためには、2030年までに新たに900万人の看護師を育成する必要があると聞いて驚いた。単純に計算すると、毎日2,000人の看護師を12年間、育て続けなければならないということである。このような事実からも、直ちに行動を起こさなければならない。将来の世界的なニーズに応えるために、スキルとタレントを供えた看護師を育てることが急務である。」

素晴らしいスピーチですね。

そしてNursing NowのTwitterでは、早、にぎやかな意見が飛び交っています。いわく、キャサリン妃がこのような活動をすることを、ダイアナ妃が喜んでいるだろうと。長いビデオですが、是非、ご一見を。