公益財団法人笹川記念保健協力財団
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WHO Goodwill Ambassador's Newsletter For The Elimination Of Leprosy

制圧大使メッセージ:危機感はあるのか?

 昨年は、WHOハンセン病制圧特別大使としてインドに3回、またマダガスカルや30年の内戦の終結したばかりのアンゴラにも足を伸ばしました。

 行く先々で、ハンセン病制圧のために働く人々にお会いし、その熱心な活動には、心から敬意を表したいと思います。しかし、制圧達成まで残された時間は2年しかありません。率直に言って、私は、まだまだ関係者の危機感と努力が足りないと感じました。各国の中央政府の政治指導者や担当責任者から地方の末端のヘルスワーカーまで、同じ意識と知識を共有して制圧のゴール目指して更なる努力をお願いします。私は100里の道のりは99里がようやく半分であると申し上げていますが、まさに今その気持ちを強くしています。まだ、私達はようやく半分の道のりしか歩いていないのです。

 2005年末の制圧という歴史的偉業を達成するには、この2004年の活動が重要な意味をもちます。皆が一つになってこの仕事にそれぞれのベストを尽くすことがなければ達成は不可能です。

 私自身の活動についても率直に反省しなければなりません。社会におけるハンセン病についての正確な認識を広めるために、昨年以上に政治指導者に、政府の担当責任者に、メディアに、そしてすべての人々に、「ハンセン病は治る病気である」「薬は無料で手に入る」「差別はしてはならない」という三つのメッセージを伝えるべく努力いたします。