公益財団法人笹川記念保健協力財団
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WHO Goodwill Ambassador's Newsletter For The Elimination Of Leprosy

制圧大使メッセージ:制圧期限が終わるにあたって

 私は、WHOの任命を受けてハンセン病制圧特別大使としての仕事に過去4年間、最も高いプライオリティを置いて従事してきました。単なる名誉大使としてではなく、現場で働くことを私の最も重要な任務として、制圧の未達成国を何度も訪問し、政治指導者の理解を求め、医療関係者、NGO関係者など、第一線で働く人々を激励し、メディアの協力を要請し、共通の目的達成のために努力してきました。

 私の父は、ハンセン病患者や回復者が置かれた悲惨な医学的、社会的状況に涙し、彼らを救済することが自らに与えられた責務であると確信し、96歳で生涯を終えるまで懸命の努力をしました。実際彼は、80歳をすぎてから死の直前まで103回も彼のミッションのために海外に赴きました。

 父が没して10年、その父の最大の願いであったハンセン病の制圧は目前まできました。しかし、この制圧達成は闘いの終わりではありません。これからも年間数万人に上る新患者が発生するでしょう。

 回復者たちの潰瘍など、進行する症状に対するケアも必要です。ましてや、何世紀にもわたって無視されてきた患者、回復者の尊厳を回復し、社会に復帰させる闘いは始まったばかりです。

 今、静かに2005年の成果を見守り、その結果に基づいて次なる戦略を考えたいと思っています。私の活動はここで終わることはありません。ハンセン病のなくなる日まで、生涯をかけて働く決意です。皆さんのさらなるご助力をお願いいたします。