公益財団法人笹川記念保健協力財団
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WHO Goodwill Ambassador's Newsletter For The Elimination Of Leprosy

制圧大使メッセージ:ブラジルのコミットメント

 唯一の未制圧国であったブラジルが2015年までに制圧を達成するという力強い意志表明が今年5月のWHO総会であったことは、前回のニュースレターですでにお伝えした。ルセス新大統領のもと、パジルハ保健大臣と旧知で同僚であるジャルバス博士がこの目標達成のために尽力されている。

 11月28日には、ブラジリアを訪問し、今後のハンセン病制圧の計画について保健省で保健大臣ならびにジャルバス副大臣との会談の機会をもつことができた。保健大臣からは、ハンセン病の制圧を政府の医療対策の最優先事項に位置づけて、すでに来年度の予算も確保した、ブラジル国民が一丸となってしっかりと対応してゆくという、力強いコミットメントの表明があった。

 またこの数日前、ジャルバス副大臣からも、ILA(国際ハンセン病学会)のアメリカ地域学会兼第12回ブラジルハンセン病学会の挨拶で、ブラジルは国レベルで患者が1万人あたり1人未満という制圧目標をあと少しで達成できるところまで既にきているが、それだけでは終わらない、単なる国家レベルの制圧を目指すだけでなく、県レベル、市町村レベルでの徹底した制圧を目標とするという表明があった。

 ブラジルが保健大臣を中心にして、この問題に積極的、意欲的に取り組んで行く決意であることを、直接、会談で確認することができたことは、今回のブラジル訪問の大きな成果であった。

 私は、ハンセン病制圧を喫緊の課題として取り組むとした、この強いブラジルの決意を心から歓迎したい。ブラジルは予算も人材も豊富で、この問題を解決する能力を十分備えておられるが、われわれも必要とあらば協力を惜しまない所存だ。ブラジルの制圧達成の成功を心から望んでいる。