[会長ブログ ― ネコの目]
7月です。

新しい職務について丸3カ月経ちました。
連休前、理事長ブログを始めますと宣言したのに怠けました。お詫びします。が、期待されていなかったから、まぁいいか・・
さて、仕事体制の整備ですが、わが笹川記念保健協力財団の40年の歴史を繰り返したどりつつ、目の前の仕事を(決してつつがなくではありませんが、スタッフご一同の支援で何とか)こなし、そして12年振りの東京生活の基盤を整えてまいりました。福岡の12年は別格でしたが、その前の16年間には、仕事の都合でしたが、16回転居しましたので引越しはベテランです。しかし、新任務はチョット骨です。興味深く意義深く、気合を入れてやろう!!なのですが、そは簡単に引き継げない深く長い歴史と広く重い実績そしてこれまでの財団を支えて下さった国内外の多数多様な人間関係、それらは一朝一夕に身に付きません。
(生物学的には若くとも)職務ではベテランのスタッフに手取足取、そして日野原重明名誉会長、紀伊国献三会長のご指南を得て、そろりと離陸し始めたところであります。多分、私より周囲が大変なのでしょうが、今しばらくご容赦を。
先週、金沢に参りました。かつてWHOでご一緒した金沢大学医薬保健研究域薬学系国際保健薬学研究室教授木村和子先生ご担当の講義の一こまでした。このコースは、将来、様々な専門分野に進む学生諸氏が一堂で受講する、やや専門性をもったリベラル・アーツ的課程のようで、講義する側は、ちょっとヤッカイでもありますが、最近、欧米で進んでいるInter-professional Educationとも申せます。いくつかの質問にも、異なる学部の男女学生サンが応えて下さって、久しぶりの講義に心地よい汗をかきました。
加賀百万石の城下町、金沢の繁華街の一角には、色とりどりの短冊で一杯になった笹が飾られていました。そう7月は文月です。紙がふんだんに使えなかったその昔、短冊に和歌や願い事を書き、飾ることで、書道つまり字の上達をも祈ったそうで、この行事のある7月が文の月とよばれるようになったという説があるそうです。チョット中身を拝見しました。「何々が上手になれますように」とか、「おばあちゃんが元気になりますように」などなどに混じって、幼い字で、「宿題が沢山出ませんように」と切実なお願いもありました。
社会が激しく変化し、世界が混然一体化する現代ですが、古来の優雅な伝統をまもることと近代化は矛盾するものではないと思います。東京での七夕祭りも楽しみたいものです。
明日から、7月、気合いを入れて頑張りましょう。