[会長ブログ ― ネコの目]
12月3日

12月3日は、1月1日から337日目、お正月まで、あと28日です。大人になると、だからといってワクワクしなくなりましが、この日は、1992年に国連が制定した「国際障害者デー」でもあります。「国際障害者デー(12月3日)に寄せる潘基文国連事務総長のメッセージの日本語版は、国際連合広報センターから出ています。(英語版日本語版
それによりますと、「開発途上国での大多数の障害者と、先進国でも半数以上の障がい者は失業者、つまり、障がいを持つ人々は、ほとんどの国で十分な雇用機会を与えられていない」ことから、「今年は、障がいを持つ人々がdecent work(きちんとした仕事、人間らしい働きがいのある仕事)を確保できることに焦点を当てる」とし、「自由、平等、安全とともに人間としての尊厳が尊重される条件下に、生産的雇用を得る資格は誰にでもあるということを改めて認識する」としています。
弊財団は、ハンセン病によって障害をきたした人々が、社会の一員として建設的役割を果たすためのお手伝いをさせて頂いています。誰にとっても、昨日より今日、今日より明日がより良い日であることを望むように、私たちとのかかわりにおいて、相当数の人々が、去年より今年、今年より来年がより良い年であり、その中で、人間としての尊厳を自ら認識し、よりdecentな仕事・・・だけでなく、decent な生活を確保されることを願っています。
皆さまから頂いてまいりました、これまでのご支援にこころから感謝致しますとともに、いっそうのご協力を、改めて、お願い申し上げます。
さて12月3日という日、私は、毎年、あの年のこの日のことを思い出します。
1989年2月、国際的合意によって、10年間侵攻しつづけたアフガニスタンから旧ソビエト軍が撤退しました。そして夏頃には、東ヨーロッパの民主化が始まりました。当時、パキスタンペシャワールのユニセフアフガン事務所に勤務していましたが、旧知のドイツ人夫婦が遊びにきていました。当時の西ドイツの人々は、統一がそれほど早いとの予測していなかったので、彼らは、万が一にも、祖国が統一されるならば、それは歓迎するけど、経済的にあまりにも大きな格差のある東ドイツを支えきれるだろうかとの危惧を語っていました。
しかし、11月9日、いささかの誤解のまま発せられた「旅行許可の規制緩和」の数時間後には、冷戦の象徴であったベルリンの壁が、物理的に打ち壊されはじめました。そして雪崩のように、東ヨーロッパが民主化されました。同年12月3日、当時の父ブッシュ米大統領とゴルバチョフ旧ソ連共産党書記長は、冷戦終結合意を宣言しました。ミュンヘンのイングリッドから、「本当に終わったのよ。こんなに早く!!」との電話がやっと通じたのは、翌12月4日でした。
cold war(冷たい戦争)体制下の、最もhotな代理戦争の場であったアフガニスタン、この国はどうなるのだろうと思いました。
あれから24年、テロ時代の始まりのようだったアフガニスタンは、今もさまよっているような気がします。関心を持ち続けることしかできませんが、毎年、あの年を思い出します。