[会長ブログ ― ネコの目]
パプア州

WHOハンセン病制圧特別大使である日本財団笹川会長のミッションに加えて頂き、初めてインドネシア国パプア州を訪問しました。オーストラリア大陸の北側、恐竜様の大きな島の西半分です。恐竜の胴体の真ん中にほぼまっすぐの国境線が走り、東側はパプアニューギニア国(Papua New Guinea通常PNG)ですが、こちらは、1988年頃、国際協力で数回参りました。
さて、日本と時差2時間のジャカルタから国内線で東に4、5時間の飛行でついたパプア州は日本と同じ時間帯。東西5,110Kmのインドネシアはアメリカ大陸とほぼ同じ幅なので、4時間帯があってもおかしくないのですが、現実には、最西端のアチェ州との差は2時間にすぎません。
2002年まで、イリアン・ジャヤと呼ばれていた西側の現パプア州(西パプア州も)は、PNG同様、厳しい山が海岸近くまで迫っています。あまり平地はない様子、2011年にもトガリネズミなる新種の動物が発見されるなど、世界的に秘境イメージがあります。しかし、空港から州都ジャヤプールに到る道路だけでなく、さらに小1時間の飛行で訪れたビアク島でも、道路は舗装され、多すぎるほどの車の往来と数階以上の大きなビルも沢山並んでいる地域もありました。いわゆるバスはないそうですが、バンタイプの車が人々の足になっているようでした。
その昔、豪雨後に訪れたスーダン南部の小枝で編んだささやかな屋根の家で、「雨の時は・・・」と訊ね「雨の時は濡れればヨイ」と即答され絶句したことがありました。ヘルスセンターへの道中、熱帯のかなりの雨足の中を、制服姿の小学生や中学生が濡れるがままに、少しふざけているように、三々五々、慌てもせずに歩んでいました。荒々しいけど、何もかも温かに包みこんでいる自然との共生でしょうか、よそ者の感傷を深める光景をいくつか拝見しました。訪問した、村、ヘルスセンターでは、どこでも民族色豊かな歓迎の儀式がありました。が、それも近代化でしょうか、ギター入りもありました。そう申せば、ジャカルタに比べればはるかに少ないものの、やはり携帯電話、それもiPhoneが行きわたっていましたし、iPadも相当に広がっていました。グローバル化の功罪はありましょうが、少なくとも情報共有する手段としての効果はあると思いました。この地の様子は、また、別にご報告します。
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