[会長ブログ ― ネコの目]
夏風邪と高齢者肺炎

2週間、ブログを怠けました。チョット「息切れ」したのは、文字通りの息切れによります。
梅雨明けとともに、夜間も空調なしでは眠れない酷暑が続いています。十数年振りに昨年4月、東京に出戻ってまいり、一番こたえるのが暑さです。私は、国際保健稼業時代、パキスタンのペシャワールで、53度の夏を二度経験しましたが、東京の暑さはハンパではありません。
今日は、東京でも微温水道ですが、彼の地の水道は、湯水道ではなく熱水道。気温が50度を超えると、路傍でフラフラと熱に倒れる人々を視ることも、間々、ありました(視ていただけの冷たい仕打ちについては次回云い訳します)。ただ、ペシャワールの熱気が自然のアツサであるに対して、ビルと人に埋まった大都会東京のそれは人工のアツサのように感じられますね。
長い前置きですが、エアコンの冷気を直接楽しみ過ぎ、意外に長い夏風邪にタタラレました。
高齢者の肺炎では、発熱・咳・痰など定型的症状が乏しいことは良く知られています。私の場合、少しの発熱、咽頭痛と軽い咳が始まり、市販感冒薬でいささか改善し、仕事をお休みすることもありませんでした。しかし頑固な咳が続きました。それも発作的なのです。で、その昔、小児科医時代に使っていたカワユイ小児用聴診器で久しぶりに自分の呼吸音を聴診しましたが、幸い、何事もなく、まずは肺炎ではないと、元医師の自己診断。ただその後も、発作様の咳だけが続きました。痰はないのですが、咳発作の後でうがいしますと、少しねばい痰というより、気道の分泌液のようなものが取れることもありました。
咳発作はチョット派手、眠っていてそれが起こると、苦しさではなくやかましさで目が覚めます。意識的に水分補給も行いましたが、治りが悪いことは、まさに間もなく後期高齢者であることを自覚させます。そして、日常のゆるゆる動作には何の障害もないのですが、少し早い動きだけでなく、やや緻密さを要する書類仕事でも、根を詰めると多少の息苦しさ、息切れがあったことも、今までの風邪引きとは異なる加齢現象のような気が致します。
高齢者の風邪引きを侮ってはいけませんし、自分でも十分慎重に対応しました。しかし、この夏風邪で嬉しいこともありました。6月から始まった「日本財団在宅看護センター」起業家育成事業の研修生17名の看護師諸氏からは、実に的確に声かけを頂きました。初期、まず、微熱の時期、「どこか具合が、お悪いのでは?」に始まり、毎朝、挨拶時に、「今日の様子は・・・にみえる」「水分は?」、「食事は?」、そして「睡眠は?」「昨日と比べて・・・」と観察が続くうえ、のど飴、市販の滋養剤、水分・・・さすが在宅看護センターの管理者を目指すツワモノでした。そして、2カ月間の教室講義を終えたこの猛者たちは、8月1日から現場実習に入られています。ほぼ、全快したことをお伝え方々、ご健闘を祈ります。