[会長ブログ ― ネコの目]
宮城学院の国際社会

1月の最終日曜日「世界ハンセン病の日」を期して、日本財団主催の第10回グローバルアピールは大成功でした。
私どもでは、それに並行したイベントを承り、広く呼びかけましたところ、ありがたいことに、全国各地、津々浦々、大学、高校から地域サークルや自治体、さらに各種団体さまから個人ドノまで、本当にさまざまな企画をお寄せ頂き、年度末まであちこちで、色々な催しを支援させて頂いています。
その一環で、福音主義キリスト教の精神に基づく宮城県仙台市の宮城学院女子大学にまいりました。
大学の理念に、神を畏れ敬い、自由かつ謙虚に真理を探究し、隣人愛に立ってすべての人の人格を尊重し、人類の福祉と世界の平和に貢献する女性を育成する、とありますが、チャペルの壮大なステンドグラスには圧倒されました。少し雪が残るキャンパスには、煉瓦作りの瀟洒な建物が広がり、映画のシーンのような素敵な学生さんがにこやかに会釈して下さいます。緊張がほぐれました。
さて、この大学でのイベントです。
学生の自主活動のためのリエゾン・アクション・センター(MG-LAC)の​主催の本イベントの学生責任者で、ことにハンセンにご関心が高く、かの有名なフィリッピンのクリオン島まで遠征済みの4年生の​作間温子さんの企画です。ひとつは、日本財団専属のフォトグラファーで、同財団笹川会長の各地各国訪問に同行しつつ、意義深く、しかし美しい作品を撮られている富永夏子氏の作品展です。他は、「人類が抱える差別という病-ハンセン病の今を知り、私たちができることを考えてみませんか」と題された講演会で、不肖私が国際での経験を踏まえ、お話させて頂きました。

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富永夏子氏の作品展
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講演会場となった教室

が、ここでは、その報告ではなく、その後に参加した二つの催しについての感想です。
まずは、高校2、3年生のプレゼンテーションの評価会です。校長先生によると、初めての試みだそうですが、対象テーマがすべからく国際的、たった4分と云う短い持ち時間ながら、多様なテーマについて、工夫をこらしたご発表を楽しませて頂きました。ちょっともったいないばかり、半日位時間をかけて、意見交換がなされれば、もっと盛り上がるかと思いましたが、相当やかましくなるかな?
次は、高校1、2年の4名と面談です。私となら、60年程も齢が異なる、まるで異文化世代の若き「お嬢たち」の話題は、これまた、海外で困っている人々への関与の在り方という、感動するばかりの国際性。私は、長らく、いわゆる「国際」と呼ばれる分野に身を置いてきましたが、次の次の、そのまた次の世代でしょうが、日本の若者にとっては、世界はうんと、うんと小さくなっていると実感しました。
東北と云えば、間もなくあの災害から4年目。この学生生徒さんたちは、多分、その日のための催しをすでに仕込んでおられるような気がしますが、東北地方からみて外部も内部なく、また、日本から見て、外国も国内もなく、意見は色々、服装も肌の色も色々あっても、話し合えある場と協力できる余地のある本当の国際化社会が来てほしいとつくづく思いました。

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生徒さんとの記念撮影