[会長ブログ ― ネコの目]
野球老年 久保瑛二氏

過日の宮城学院女子大学訪問の後、足を延ばして、登米市にある国立ハンセン病療養所のひとつ、東北新生園を再訪させて頂きました。仙台から車で1時間半ほど、週末・・休みを承知で押しかけたのは、雪の療養所を見学させて頂きたいとの想いからでしたが、運悪く・・・いえ、運よく、天候に恵まれ、旧知の鎌田さゆり氏の運転もなめらかに、まったく雪の無い行程でした。
自治会支部長久保瑛二氏は、今年82歳と仰せですが、お見かけもさることながら、気持ちがとてもとても、お若いのです。
それもそのはず、そうです、かつて巨人の「川上」に熱を上げられた野球少年のまンまなのです。と、申しても、赤バットの川上を知っている世代は、ボチボチ後期高齢者・・・同行の若いスタッフとの間には、当然世代ギャップ!!
支部長室の壁にかかっている「少年野球」関連の感謝状から、新生園主催の少年野球のお話をうかがいました。そのお口振りの熱いこと!
今年平成27(2015)年には、第13回になる東北新生園と同園入所者自治会(楓会)主催の少年少女野球東北新生園大会は、かつての野球少年久保支部長の夢から生まれたものです。
昨年の訪問時にもうかがったことですが、園の中を抜ける2本の市道は地域住民の日常通路であったこともあって、近隣に開かれた園、そして人々との交流は途絶えなかったようです。そして、園と園自治会主催の野球大会や、かつて在園された副園長のご厚意による花火大会も、沢山の来園者が続いているそうです。
過日のグローバルアピールは、ハンセン病に対する偏見を排除するための催しであり、世界的には、またまだ、改善されるべき事態は根深いのですが、ここでは、野球少年のお気持ちそのままに、身体的にはいささかお歳を召したものの、気持ちは、かつてと何もかわっていない、久保支部長の発案による療養所から外部に向けての貢献が地域の中に花開いていると実感しました。
後期高齢者に達した私世代が集まりますと、アッチが痛い、コッチが具合悪い・・とあまり花のある会話はないのですが、素敵なスーツ姿で、熱く野球を語って下さる久保支部長のお蔭で、ちょっと背筋がまっすぐになりました。今年の野球大会には、是非参加したいと思いました。
現在すでに80名のなった在園者の方々の恙無い生活と、野球少年久保支部長の、さらなるご活躍を祈って、わずかに雪の残る園と別れました。

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わずかに雪の残る新生園
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野球老年久保支部長との記念撮影
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少年少女野球東北新生園大会のパンフレット