[会長ブログ ― ネコの目]
テープカットと女性

3月2日、常磐道自動車道が全線開通したとの報道がありました。
間もなく満4年になる東北大震災、そしてその後の東電福島第一原発事故のために遅れていた、富岡と浪江両インターチェンジ間の14.3Kmの工事が終わり、全長300Kmがつながったそうです。この路線の決定は1966年といいますから、ほぼ半世紀も昔に計画されていたのですが、被災地と首都圏をつなぐ大動脈が完成し、復興が加速されるとの期待もあるようです。
首都圏から東北部に向かっては、もうひとつ東北自動車道がありますが、常磐道は、より太平洋側なので降雪の影響が少ないとか。ただ、今回開通した区間は、「富岡」「大熊」「双葉」「浪江」と、原発事故後にお馴染みとなった地域、つまり、未だ帰還困難だったり、居住制限されていたりの地域を走り抜けるため、1時間当たり空間放射線量を知らせる電光掲示板が設置されています。国によれば、車で同区間を1走行した際の被曝線量0.2μシーベルトは、胸部レントゲン撮影時の1/300としています。
TVでも放映されたテープカットの光景には、首相以下お歴々らしき方々がお並びでしたが、女性は一人も見えません。住民の半分以上は女性、ここを通るだろうドライバーの中にも女性は相当数に上るだろうにと思い、ちょっと調べてみましたら・・・
古いのですが、平成2年の自動車安全運転センターによる152ページの報告書「女性運転者の運転の実態と意識に関する調査研究」には、「わが国の運転免許保有者数は増加を続け、昭和63年末現在で5,700万人に達した。 このような増加は、特に女性において顕著で、昭和63年末現在での女性の運転免許保有 者数は、10年前の2倍強の約2 , 100万人に達し、全体の約36%を占めている。」とあり、新しくは「女性ドライバーの事故が増加中!クルマ選びも女性目線が大切?」には、「1970年代には1,000万人程度だった女性の免許保有者数は、2010年には3,500万人を突破。男女比でも、女性の割合が徐々に大きくなりつつある。」とありました。いずれにせよ、ドライバーの半数近くは女性であることが判ります。ですから、利用者の立場からは、テープカット者の半分近くが女性であって欲しいと思いったのですが・・・・
前者の報告書の続きには、「女性運転者による交通事故件数は、昭和63年においては全体の約20%に当たる約12万件で、10 年前の約2.2倍に達し、男女全体での同様な対比の約1.3倍をはるかに超えている・・・・」、後者には「女性ドライバーによる交通事故件数も、年々増加傾向にある。1995年~2004年の10年間で比べてみると、交通事故件数の増加率は、男性の場合20%弱だが、女性は40%を超える。」とありました。ガァァーン!! ですね。
一方、女性が少ないことに関して、10日ほど前の新聞に、全国地方議会1788のうち、約2割にあたる379市町村議会では、女性議員が一人もいないとの記事がありました。特に町と村では35%を越え、九州や東北で目立つともありました。九州や東北という広大な地域では、車なしには生活できないところでもありまして、女性のドライバーは多いと思います。そのような地域でこそ、もっともっと女性が社会進出しなければならないのですが、何はともあれ、安全で適正な運転は必須ですね。
テープカットから、調べた女性ドライバーから事故と、少し脱線してしまいましたが、道路上では、安全運転を心がけます、ではなく、必ず、安全運転を、です。