[会長ブログ ― ネコの目]
新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。

北日本では吹雪もありましたが、わが国は穏やかな新年でした。

加齢の所為ですが、チョット懐かしげなことをやってみたくなり、年末から、福岡の山家<ヤマガ>にこもりました。その昔、海外生活の折々、特に紛争地勤務時の停電も頻発した中での(ネコとじゃれる以外の)唯一の癒しだったCD、2,30枚をすべて聴き返しました。

音が飛びますが、トスカニーニ1939年のフランス音楽CDとか、その昔、大阪で正真正銘の医師だったころに本物を聴いたカールベームのブラームス、知人から頂いたチェロの名曲集、キース・ジャレットのケルンコンサート、それに喜多郎のシルクロード・・・、何となく好きだったもので、手許にあったのを適当に持ち出しただけでしたが、それぞれに、思い出すことありました。

そんな、どちらかと云えば静の日々に、かつてと現在にそれぞれ関係のある若者たちが、年忘れ(齢忘れ?)ワインパーティに押し寄せました。少々、感傷的になりがちな音楽からの思い出は、未来志向の激しい対話にぶっ飛ばされました。が、あっという間の2日間、独居老人を返上して、至福の時を持ちました。

TVでは、恒例の年末年始の国内外でのわが同胞の民族移動が報じられました。

中東からヨーロッパへの避難は昨年だけでも100万人を超えたとか。収まる気配のないイスラム国をめぐる闘い、同じ宗教を奉じながら、宗派の違いから新たな対立が報じられる大国、逃げまどう人々の姿は、平和な移動の同胞とはまるで異なります。

プラットフォームで、都会からのお孫さまたちを迎える満面の笑み、そして送り出すときの爺<ジー>や婆<バー>たちの晴れやかながらちょっと淋し気でしかし満ち足りた様子、高齢化のわが国ですが、平和を具現していると思いました。

1年365日、早くも5日を過ごしたことになります。

10日間の長い休暇を頂きました笹川記念保健協力財団は、本年も、世界のハンセン病対策、緩和ケアや在宅看護、各種奨学金や保健活動の支援、内外での保健人材育成支援と顕彰事業に誠意を尽くします。

新しい年の初めに、皆様のご健勝とご多幸を祈念致しますとともに、引き続きのご支援を心からお願い申し上げます。