[会長ブログ ― ネコの目]
さよなら2016年

ああ、一年が終わる、あれもこれもできていなぁ~ィ!!と焦っておられるならば、あなたは、多分、まだお若いのです。何十回も年の暮れを経ると、いささかマンネリ的で、マ、こんなモンだろう、来年もあるし・・・などと、怠惰の言い訳が当たり前になる、そしてそれらは加齢の所為とここでも言い訳できる、それは年寄り、と私は思います。が、実は本当に来年が丸々一年365日あるのかしらん、などとの想いもないわけではありません。

さて、あなたにとって、どんな良いこと悪いことがあったでしょうか? 良いことを五つ、悪いことは三つ程度思い出して、来年は良いことを八つ、悪いことは二つにしようと、私はそんな風に思っています。何が良いこと?悪いこと?それは内緒です。

公益財団法人笹川記念保健協力財団の2016年は、5月に満42年目を終え、只今43年目を走っております。人生の最も充実した時期にあたります。

まずは、ハンセン病です。わが国では、数年来、2,3名以下の発症にすぎず、しかも初期に診断されますので、かつてのような障害をきたすには至らない、つまり、ほぼ医学的には制圧された病気ではあります。しかし、世界では、毎年20数万の新患が見つかる上、実数はもっと多いかもしれず、私どもは、WHOハンセン病制圧大使である日本財団笹川陽平会長のご指導の下、WHOを中心に、世界各地での対策への協力を強化しています。うまく行っているところもあります。が、さはさりながら、語弊を恐れずに申せば、これほど興味深い疾患はないというほど、為さねばならないことが山積しています。ご関心の向きは、是非私どものホームページと、常に協働している私どもの親財団でもある公益財団法人日本財団のハンセン関連ホームページを、ぜひ、ご覧下さい。

次いで、ホスピス緩和ケア、在宅看護です。看護師が社会を変える、と大げさなプロパガンダ!!を掲げていますが、今や地域包括医療が適切に稼働しなければ、高齢者のみならず、すべての住民の健康保持が困難なことは自明です。その中で、施設内医療看護から地域での在宅看護へと機能の拡大発展を目指しています。私ども企画の8ヵ月のインテンシブ研修を終えた仲間が、各地で現在20カ所の「日本財団在宅看護センター」を開業しています。ご近所に、そんな看板がお目に留まるところが増えてゆくことを期待しています。

そして、その他のパブリックヘルス、つまり集団の健康を護る活動がありますが、その中心は、人々の健康維持、向上にかかわる人材育成と総括できると思っています。

私どもの2016年は、激しく忙しい日々ながら、働き甲斐のある一年でした。
皆さまからのご指導ご協力を心から感謝致しますと共に、来年も、一層のご交誼をお願い致します。

皆さまのご健勝とご発展、そして来る年が健やかであることを祈念致します。ありがとうございました。