[財団ブログ ― ハンセン病]
HANDA!その1~中国のハンセン病と回復者組織HANDA~

中国・広州にいってきました。
中国では、政府の隔離政策の下、ハンセン病と診断された人は、家族や一般社会から隔離された僻地にある村で生活することを余議なくされてきました。この政策は、1970年代には、治癒した後には一般社会に戻って暮らすことが許されるようになり、1980年代には撤廃されて、治療も普通の病気と同じように一般社会の中で行えるようになり、ハンセン病患者も家族とともに暮らせるようになりました。
しかしながら、長く人里離れた村で自給自足の生活をすることを強いられたハンセン病回復者の方々は、無理な農作業や適切な治療が施されないままに障がいが悪化し、多くの方が重度の障がいを体に残すこととなりました。また、十分なハンセン病知識が社会に普及されることもなかったために、病気と患者、回復者への偏見差別は根強く、隔離政策が撤廃された後も、回復者の多くは僻地の村で暮らしています。
こうした回復者は、現在中国で20万人以上いるといわれ、その方々が暮らす村は、各地にあり、多くは患者の多い中国南部に集中しています。そして、こうした南部で、回復者組織として、村人一人一人の声を集約し、必要なサービスとして形作り支援を提供している団体にHANDA Rehabilitation & Welfare Associationがあります。
HANDAという名前は、ハンセン病の菌を発見したハンセン氏より「HAN」を取り、患者へ献身的な奉仕を捧げてきたダミアン神父より「DA」を取り、ハンセン氏の科学的知識とダミアン神父の人道的精神の双方を合わせ持つことをモットーに名づけられました。
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広州にあるHANDA本部事務所より
今回の訪問では、広州近郊の3つの村を訪ね、HANDAの活動を見学しました。
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Baizhu villageより
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Shaoguan villageより
次回にその活動をご紹介いたします。どうぞお楽しみに!(戸引)