[財団ブログ ― ハンセン病]
HANDA!その3 ~活動レポート: Fengwan村(Shaoguan:韶关)より~

フィールドトリップ2日目は、広州より車で3時間ほど北上したところにある韶关のFengwan村を訪れました。この村の周りには美しい形の山々が点在していて、小桂林とも呼ばれています。

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山の裾野にあるこの村には、現在約70名ほどの回復者が暮らしています。限られた住居環境であっても、美しい自然に囲まれて、心穏やかに互いに励まし合い支え合って暮らしていました。
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山の裾野にある住居棟。楽しく挨拶を交わす住民とHANDAスタッフ。
村人に可愛がられて、うさぎほどの大きさに太った可愛いねずみもいました。

村人が大切に想っているねずみを、大事に抱いてあげるHANDAスタッフ(左中央: Mr. Huang Yanjia)
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歩いても、のそのそ、とってもゆっくりです♪
この日もHANDAは、村人一人一人に挨拶をして声をかけた後で活動を開始し、手足の傷の手当てや保護靴の配布、レクレーション活動の他、収入創出活動支援も行いました。
中国の回復者は、国から一定の生活援助金を支給されますが、非常に少額で実際には生活が困窮せざるを得ません。そのため、村人たちは農作物を育てるなどして、わずかの金額でも収入を得られるように勤労を続けています。HANDAは、こうした回復者の労働が確かに収入に結び付くよう、技術的トレーニングの提供に限らず、フェアトレードのような新しい販路を拓くためのさまざまな工夫を凝らして活動を展開しています。こうした活動は、当初収入の確保を目指して始まりましたが、その歩みを村人たちと一緒に進める中で、村人自身が他者に必要とされる喜びを感じ始め、働くことに生きがいを見出すようになりました。回復者の方々の生き生きとした笑顔はまぶしいほどで、そんな笑顔をみることができて、とても嬉しかったです。
<傷の手当ての様子>
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手の傷の手当てをしてもらう回復者
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義足の圧迫による傷の手当て(左: HANDAスタッフ, Mr. Fan Guoshun)
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熱心に丁寧に一人一人の傷の状態を記録するMr. Guoshun
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必ず一人一人の話を優しく聞いてから手当てを始めるMr. Guoshun
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嬉しそうに手当てしてもらう回復者
<収入創出支援活動の様子>
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手作りのほうきを束ねる回復者(左: HANDAスタッフ, Mr. Huang Yanjia)
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こんなにたくさん作りました!
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ほうきを町で販売するために受け取った記録をつけるHANDAスタッフ(左: Mr. Huang Yanjia, 右: Mr. Fan Guoshun)
ちなみに、その後ろでこんな光景を目撃しました☆この方、何をされているか、わかりますか?
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なんと、葉巻のたばこをつくっています。背もたれのほうきは、この方が作ったほうきです。ほうきを売って得た少額の収入ですが、好きなたばこを買うことができました☆
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障がいの残る手ですが、上手に葉巻たばこを作り、ポケットからライターを出そうとされています。
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美味しくたばこを吸うことができました!
このような何気ないしぐさの中に垣間見える自身の誇りと尊厳ある人生を貫く姿に心打たれました。貧しい環境と障がいのある身体での困難な生活にもかかわらず、生きる喜びを見出しまぶしいほどの笑顔をされる回復者の皆さんの姿を伺うことができて、私自身とても幸せな気持ちになりました。HANDAのCommunity Development Teamの皆さん、回復者の皆さんを支える温かな真心こもる支援の提供を、本当にどうもありがとうございます!
次回は、HANDAの巡回義肢装具制作チームの活動をご紹介いたします!(戸引)