[財団ブログ ― ハンセン病]
WHOの最新ハンセン病統計から

WHO(世界保健機関)は年に一回、最新のハンセン病関連データを公表します。今年の分が9月5日発行の『WHO週間疫学レコード』(Weekly Epidemiological Record – WER)第8936号)で公表されました。公開されたハンセン病関連データは、世界103か国から集められた2013年の数値です。

http://www.who.int/wer/2014/wer8936.pdf?ua=1

★ 最新統計(2013年)で全世界の新患者数は  215,656人
2012年は  232,857人、 2011年は  226,626人。その内訳は:-
★ 患者数上位3か国:
 インド ―       126,913人(2012年 134,752人、2011年 127,295人)
 ブラジル―        31,044人 (2012年 33,303人、2011年 33,955人)
 インドネシア―     16,856人 (2012年 18,994人、2011年 20,023人)
★ この3か国で、全世界の新患数の81%を占めています。
★ その他の患者数の多い国11か国:
コートジボアール(1,169人)、コンゴ民主共和国(3,744人)、エチオピア(4,374人)、マダガスカル(1,569人)、ナイジェリア(3,385人)、タンザニア(2,005人)バングラデシュ(3,141人)、ミャンマー(2,950人)、ネパール(3,225人)、フィリピン(1,729人)、スリランカ(1,990人)
★ 全世界の新患者の96%は、以上の14か国から発見されています。
全世界新患者数.png
マクロの保健対策としてハンセン病を考えるとき、全世界の新患数の96%を占める14か国が中心となります。
しかし、ハンセン病は治療が遅れると後遺障がいにつながる病気です。今後、国際的な関与や国内の保健対策としても軽視されがちな国々で、早期の診断と治療につながる対策と末端での保健サービスをどう確保し続けるのか、ミクロの問題にも深い関心を抱いていきたいと思います。
                                       (ヤマグチ)