[財団ブログ ― ホスピス緩和ケア]
[2013年度ホスピス緩和ケアスタッフに対する海外研修助成報告]

カナダで研修中の中西京子ドクター(旭川医科大学病院)より中間レポートが届きましたのでご覧ください。

2014年1月13日からUniversity of Ottawa(カナダ、オンタリオ州)のDivision of Palliative Careの研修を開始しました。Elisabeth Bruyere Hospital(関連病院)のAcute Palliative Care Unitを1か月、The Ottawa Hospital , General and Civic Campuses (急性期病院)のコンサルタントチームを2週間、最後の2週間はPalliative Pain and Symptom Management Consultation Service Team(在宅ケアチーム)を見学する予定です。
現在見学中のElisabeth Bruyere Hospital, Acute Palliative Care Unitは全体で36床ですが、B, D, E Wingの3グループの分かれていて、それぞれ10床程度を担当しています。各グループはスタッフ医師1名とレジデント2名で構成されています。入院患者はがんの症状マネジメントや終末期ケアがほとんどですが、腎不全や肺高血圧症、心不全の終末期の方も受け入れています。公式の病棟カンファレンスは週に1回だけですが、毎日、いつでも必要時にはディスカッションが始まり、多職種が意見を出し合って各患者にとっての最良の方針を決定しています。多職種間の良好なコミュニケーションのもとに、質の高いケアが成り立つことを実感しています。
今週末は、Learning Essential Approaches to Palliative and End-of-Life Care (LEAP)に1泊2日で参加してきました。LEAPは、日本でのPEACE PROJECTの緩和ケア研修会に相当するような研修会です。今回はOttawaから車で1時間30分ほどのRenfrewという小さな都市にあるホスピスで行われました。研修は2日間で、日本の緩和ケア研修会とほぼ同様の項目の講義を受けます。すべてのモジュールが講義形式でしたが、受講人数を15名前後としているため、活発な意見交換がされていて、常にグループワークをしているような雰囲気でした。コミュニケーションの講義では、突然ロールプレイが始まったり、とてもインタラクティブな講習会でした。講義内容だけでなく、講義の行い方に関してもとても勉強になりました。
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LEAPの講義風景。University of Ottawa, Division of Palliative Care 教授のDr. José Pereiraが2日間すべての講義を一人で行っていました。
(中西京子)