[財団ブログ ― 公衆衛生の向上]
マダガスカル共和国の子どもへの支援~診察開始!

6月19日、車で3時間かけてアンチラベ市のクリニックアベマリア病院に到着しました。
修道院の関係者への挨拶の後、昼食を済ませ早速患者さんの診察がはじまります。
これまではミッション系のラジオ放送で日本の医療チームが口唇口蓋裂の治療のためクリニックアベマリア病院に来ることを放送していました。昨年は、到着した日の午後では診察が終わらないほど沢山の患者さんが順番を待たれていました。
今回は、ラジオでの放送はしなかったそうですが、数日前から患者さんが徐々に増え診察を待たれていました。
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         診察を待つ患者さんたち
名前を呼び、まず身長と体重を測定し、その後、医師による診察がはじまります。
年齢、性別、生年月日、症状を確認し、家族構成、両親の職業などカルテに記載します。多くの子どもは栄養状態が悪いため、年齢による平均体重を満たしていません。また体重が十分あっても全身麻酔による手術に適応できるかどうか、子どもの表情、体格、全身の様子など総合的に医師の診断を仰ぎます。
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          専門家による診察の様子
マダガスカルではフランス語とマダガスカル語が公用語となっています。診察には通訳を介していますが、びっくりすることが沢山ありました。
母親に
「お子さんは何歳?いつ生まれましたか?」
と尋ねると、真剣な表情で
「たぶん3歳、、ぐらい。誕生日は、、、いつだったかしら?秋に生まれたのですが、、」と。
双子の男児を連れた若い両親もいました。
母親に「どちらがお兄さんですか? 名前は?」
と尋ねると、母親は旦那さんの顔を見ながら
「え~っと、ロビンが兄だったかしら?」と自分が抱っこしている子どもを見ています。
日本では、母親が自分の子どもの生年月日や年齢、名前を答えられないことは稀ですが、マダガスカルの農村では、小さい頃から学校に行かず家族の労働力として田畑で働いたり、小さい兄弟の面倒をみたり、十分な教育を受けていない人が多いそうです。
また、今でも自宅で出産する人も多く、家に時計やレンダーがない家庭も多いそうです。