[支援活動レポート]
[エチオピア]アワサ市定着村経済自立支援プロジェクト

期間 2005年度
対象地域 アワサ市
協力先 ENAPAL(Ethiopia National Association of Persons Affected by Leprosy:エチオピア全国回復者協会)






エチオピア南部のアワサ市には、クェラハンセン病特別病院があります。病院で治療を受けた回復者が治療後も偏見や差別のために故郷に戻らずに病院周辺で暮らし始めたのは1965年ごろのことです。慈善家が回復者やその家族に土地と家屋を与え、数家族が暮らすようになりましたが、家族の数は増え続け、ハンセン病だけではなくそのほかの障がいを持つ人たちも暮らすようになりました。しかし、2001年には慈善家の子孫が土地の所有権を求めて訴訟を起こし、ここに暮らしていた住人は代用地に移住せざるを得なくなったのです。

代用地は家屋が密集しており、町からも離れ、水はけが悪く、マラリアがまん延し、衛生状態も著しく悪化しました。また後遺障がいや偏見のために、回復者やその子ども・孫にいたるまで、大多数は就職や教育の機会を奪われ、大半は物乞いで生計を立てています。

2005年には、エチオピアの全国回復者組織であるENAELP(現ENAPAL)の働きかけの結果、アワサ市から全面的な協力を受け、アワサ市定着村の家族の生活向上を目指した総合プロジェクトが開始されました。安全で衛生的な家屋建築、教育支援、家族計画、経済自立支援の4本の柱からなる生活向上プロジェクトのうち、当財団は経済自立を支援しました。

定着村に住む人たちで放牧、穀類販売、木工細工、石けん、織物の5グループを組織し、それぞれ必要な技術や販売指導はアワサ市が協力をし、経済的な自立の手段を身に付けました。