[支援活動レポート]
[インド]全国回復者ネットワーク事務所設置支援

期間 2006年度
対象地域 デリー
協力先 ナショナル・フォーラム






インドでも世界各地と同じく、患者や回復者やその家族の多くが、定着村と呼ばれる村で暮らしています。世界で最も多くの患者・回復者が住むインドですが、国レベルでの定着村の数は分かっておらず、約300と言われていました。定着村レベルや地域レベル、州レベルでの回復者のつながりはありましたが、大きいつながりはなく、言語やアクセスの問題もあり、回復者たちは同じ病気を体験した仲間たちがどのような暮らしをしているのか、どのような問題を抱えているのかなどを知ることはありませんでした。

2005年には回復者の問題を正しく把握するために、全国レベルでの基礎調査を行うことが提案され、調査の結果、インドには約700の定着村があることが分かりました。また、定着村や地域、州レベルでのリーダーも明らかになり、2005年12月には、インドの首都デリーで、初の全インド回復者会議が開催されました。この会議には14州から約600人が集まり、国レベルで回復者が立ち上がり、発言するための「ナショナル・フォーラム」の設立が決定されました。

ナショナル・フォーラムは、インド全土のハンセン病定着村を結ぶ、国レベルの回復者と支援者のネットワークとして活動を開始しました。社会的、経済的、精神的な面からのハンセン病問題への取り組みにおいて、今後は中心的な役割を果たしていくことが期待されています。

全インドのハンセン病定着村や回復者の要請やニーズは膨大なものになることが予想され、これを一事務所で把握することは、量的、言語的、地理的に実質上不可能であることから、北部10州を統括する北事務所と、それ以外を統括する東西南事務所が設置されることとなりました。

当財団は2006年度にデリーに北事務所を設置する支援を行いました。