[支援活動レポート]
[インド]患者・回復者のエンパワーメント・ワークショップ

期間 2006年度
対象地域 10州
協力先 IDEAインド(ナショナル・フォーラムと協力のもと)



IDEAインドは1997年より、発言の場を持たなかった患者・回復者が医療従事者、政府関係者、NGOなどと対等な立場で語り合い、互いの理解を深め、定着村や回復者同士のネットワークを立ち上げ、適切な支援活動についての討議をするためのエンパワーメント・ワークショップを開催してきています。エンパワーメント・ワークショップが定期的に開催されてきている南部タミル・ナドゥ州では、定着村間のネットワークが確立されています。これまで社会で発言をする場も手段も持っていなかった回復者が、州レベルで一致団結する場としてのネットワークは非常に重要です。

これまではIDEAインドが位置するタミル・ナドゥ州での開催が中心でしたが、全国レベルでのネットワークの機運が高まってからは、インド各州でも同様のエンパワーメント・ワークショップの開催に対する期待が高まりました。2006年度にはビハール州、ウエスト・ベンガル州、ジャルカンド州、カルナタカ州、チャティスガル州、オリッサ州、ラジャスタン州、マハラシュトラ州、デリー行政区、ハリアナ州およびヒマチャル・プラデシュ州で州レベルのエンパワーメント・ワークショップが開催されました。州レベルのエンパワーメント・ワークショップは、自己表現の場の提供や定着村・地域間のネットワーク構築やニーズの確認だけではなく、各州におけるリーダーを見いだすという役割も持っています。各州のリーダーを見いだすことは、全インド回復者ネットワークであるナショナル・フォーラムの基盤を強化することにもつながり、地域レベル、州レベル、国レベルでつながることにより、患者や回復者その家族の真の社会復帰につながることが期待されています。