[支援活動レポート]
[インド]職業訓練・少額融資プロジェクト

期間 2008年度
対象地域 ウエスト・ベンガル州
協力先 GLRA-India(German Leprosy and TB Relief Association-India:ドイツハンセン病・結核協会-インド)






インドの回復者やその家族の多くは定着村で暮らしていますが、高齢であったり重度の障がいを抱えている回復者だけではなく、その子どもたちの多くも偏見や差別のため教育や就職の機会を奪われた生活を送っています。ブラジルのクリスチャノ・トレス氏は「回復者に必要なのは慈善ではない。必要なのは、私たちにもできるのだと示す機会。そうすれば世界だって変わっていくかもしれない」と言っていますが、世界各国の回復者やその家族も同じように考えています。

このため、当財団ではGLRA-India(German Leprosy and TB Relief Association-India:ドイツハンセン病・結核協会-インド)を通して、ウエスト・ベンガル州を中心とした北東地域の回復者の職業訓練と少額融資プロジェクトを支援しています。2008年度はウエスト・ベンガル州、オリッサ州、ジャルカンド州の定着村に暮らす女性たち82人が洋服の仕立て、編み物、刺繍やカバン、造花、アクセサリー、石けん、チョコレートやろうそく作りの職業訓練を受けました。82人のうち非常に優秀な成績で研修を修了した11人は、自分たちの暮らす定着村に戻り、近隣の人たちに研修を行えるように上級コースの研修も行いました。

コースを修了した研修生は、工場や店で働いたり、定着村で仕立屋などを始めたり、同じ研修を受けた女性同士がグループを作ってアクセサリーやろうそく、ぬいぐるみなどを作って販売をするなどしています。この際、ミシンや原材料を買うための資金が必要となる場合には、少額の融資も行っています。

職業訓練を受けたウエスト・ベンガル州シモンプール村の女性は数人のグループを作り、グループで刺繍、アクセサリー、染料、石けん作りを始めました。近くの市場や展示会、企業などで販売しており、収入は増加してきています。働くことによって収入を得られるようになった女性たちは、自信を持つようになり、村の他の女性たちも新しい可能性を感じ、この取り組みに強い関心を示しています。