[支援活動レポート]
[インド]ビハール州ババクリストダス定着村家屋修繕

期間 2010年度
対象地域 ビハール州ババクリストダス定着村
協力先 VSK(Vanvasi Seva Kendra)、BKKMS(Bihar Kusth Kalayan Mahasang)

ババクリストダス定着村の新しく なった家屋と住民たち(於:インド・ビハール州)

ビハール州ババクリストダス定着村は、1950年代にハンセン病を病む人々のために作られました。村の家屋は約20年前に作られましたが、現在では家屋の天井や壁は崩れ、屋根は壊れて雨漏りがしていました。村の中の道は整備されておらず、電気も通っておらず、トイレも壊れていました。また、排水設備がないために、雨季には低い土地に水が溜まるなど、衛生環境も劣悪でした。

インドでは2005年に全国回復者ネットワークのナショナル・フォーラムが設立されましたが、ビハールにはその支部BKKMSがあります。BKKMSが行ったビハール州63のコロニーの生活環境調査の結果、ババクリストダス定着村の家屋修繕の緊急性が訴えられ、現地団体VSKと協力して、家屋修繕が行われました。

2ヶ月間の工事で屋根はすべて修復され、崩れかけた壁は取り壊して新しくされたほか、トイレや浴室の修繕、排水設備や中庭の整備、ドアの塗装も行われました。

BKKMSやVSKは、生まれ変わった村の開村式を行い、地元の団体や地域リーダーなどを招待しました。その後、村のことを知った地元団体が村の子どものために開設した小学校、地域に住む人々や地域リーダーなどからの寄付、近隣の医師が申し出た定期的な村の住人の健康診断をはじめ、さまざまな支援が少しずつ入るようになってきました。

村の変化は、そこに住む人たちにも大きい影響を与えました。物乞いをし、未来にも希望を見出せないと言っていた人たちが、グループを作り、定期的に一定額を集め基金を作りました。これで低金利での貸し付けをします。また村のために集められた寄付金で、住人が経済的な自立をめざし、尊厳のある生活を送ることができるように、融資も始まります。

海外からの支援で行われた家屋修繕をきっかけとして、村、地域、そしてそこに住む人々が変わり始めました。

この支援はボートレースチャリティー基金からのご寄付により実施することができました。