[支援活動レポート]
[パプアニューギニア]ハンセン病制圧特別行動プロジェクト(SAPEL)

期間 1999、2000年度
対象地域 東セピック、マダンほか
協力先 パプアニューギニア政府

1990年代後半は、多くの国が、公衆衛生上の問題としてのハンセン病制圧目標を達成した時期でした。パプアニューギニア政府も、WHO(世界保健機関)やTLM(The Leprosy Mission:英国ハンセン病ミッション)の協力を受け、ハンセン病制圧プログラムを開始し、1998年末に制圧達成の目標を定めてさまざまな活動を実施しました。

しかし、1998年に政府が実施した全国調査では、前年度と比較して確実に患者数が減少していることが明らかになったものの、依然として制圧目標には手が届きませんでした。

そこで、当財団とパプアニューギニア政府、WHOはハンセン病制圧プログラムを強化するために三者協定を締結し、2000年末までの2年間のハンセン病制圧活動に協力することを合意しました。

その一環として1999年、2000年と2年間にわたって実施されたのが、ハンセン病制圧特別行動プロジェクト(SAPEL)です。パプアニューギニアは国土が広く人口が分散しているため、保健省が一括して患者数や治療をコントロールするには限界があります。専門的な医療従事者を含む移動チームが、各地を巡回して治療や啓発活動を行うハンセン病制圧に向けるSAPELは、保健所へのアクセスが困難な地域に住む人たちの、早期診断と早期治療の役に立ちます。

当財団では、1999年度と2000年度の2年間に、4回のハンセン病制圧に向けるSAPEL実施を支援したほか、ハンセン病制圧プログラムの評価調査にも協力しました。精力的な制圧活動の結果、パプアニューギニアでは、2000年にハンセン病の制圧が達成されました。