[支援活動レポート]
[フィリピン]クリオン音楽隊支援

期間 2006年度
対象地域 クリオン島
協力先 クリオン療養所・総合病院クリオンハンセン病コントロール・リハビリプログラム






長くハンセン病隔離島として恐れられてきたクリオン島は、転換期を迎えています。2006年5月には、開所100周年を迎えました。かつて「生ける死者の島」と呼ばれた歴史を忘れないため、同時にこれからクリオン島が一般社会の一部として歩き出す道を称えるために、100周年の記念式典が開かれました。

クリオン島には、1910年に設立されたクリオン音楽隊があります。音楽隊は家族や故郷から離れて暮らすクリオン島の人たちの心を、設立当時から慰めてきました。娯楽施設がない同島に暮らす人たちにとって、音楽隊の重要性はことに大きいものでした。結婚式や独立記念日などの島内の行事や、日曜日のコンサートなどの活動は現在でも続けられており、クリオン島には欠かすことのできない存在です。

現在10人の隊員が使っている楽器は、1980年代に海外から寄贈されたもので、老朽化が激しく、音が出なかったり音程がずれていたりしているため、演奏が困難な状態でした。伝統あるクリオン音楽隊の演奏で100周年式典の幕を開きたいという島の人たちの要請に応え、楽器や制服の購入費用や修理代を支援しました。100周年式典では、真新しい制服に身を包み、誇らしげに演奏する音楽隊が式典に華を添えてくれました。新しい楽器を手に入れた音楽隊は、若い世代の隊員をリクルートしており、今後もクリオン音楽隊の活躍が期待されます。

この支援は篤志家の方々からのご寄付により実施することができました。