[ハンセン病のニュース]
回復者のライフストーリー集(カンボジア、インドネシア版)

財団では、ハンセン病に関する啓発を目的とした回復者のライフストーリー集の制作を支援しており、これまでにインドやフィリピン、ガーナ、中国で冊子が出版されてきました。2010年には、インドネシアとカンボジアでも制作が行われ、完成した冊子が先日東京の事務所に届きました(写真)。
回復者の人生は、ともするとハンセン病を中心に描かれてしまいがちですが、これらの冊子では、病は人生に起こったさまざまな出来事のひとつであるとして、回復者の人生の歩み全体により光を当てて前向きに描かれています。財団では、それぞれの国でより多くの人に読んでほしいとの思いから、現地語での制作を奨励しており、今回届いたカンボジアとインドネシアの冊子もそれぞれクメール語とインドネシア語、そして英語の翻訳つきとなっています。
カンボジア語版は、戦乱と貧困という困難に加え、ハンセン病を抱えながらも希望を捨てずに前向きに生きてきた10名の人生、そしてインドネシア語版では、偏見や差別と闘いながらも家族や地域、友人たちと助け合いながら自立した生活を営む22名の人生に焦点が当てられ、読者に感動と励ましを与える内容となっています。この冊子は、それぞれの国における啓発を目的として、幅広い層に配布されることになっています。