[支援活動レポート]
[ベラルーシ]チェルノブイリ医療協力事業

期間 1991~2001年度
対象地域 ゴメリ州、モギリョフ州

小学校での検診風景―採血(ゴメリ)


甲状腺がん摘出後の子どもを診る日本人専門家と担当医―少年の家で(ゴメリ)

ベラルーシは風向きの関係で、チェルノブイリ原子力発電所での事故の放射能汚染を最も広範に受けたと言われ、その中でも特に汚染のひどいゴメリ州およびモギリョフ州を対象に児童検診を行いました。ゴメリ市とモギリョフ市の病院に検診センターを立ち上げ、モギリョフセンターでは5年間、ゴメリセンターでは7年間検診活動を続けました。

5年間の検診活動で、ウクライナやロシアを含めた5地域のうちゴメリ地域で児童に甲状腺がんの発症が多くみられたことから、ゴメリではさらに2年間検診を続けることにしました。

またモギリョフセンターは、5地域で検診を実施した5つの検診センターのデータ処理、環境の放射線汚染測定などに力を発揮し、5センターの中心的役割を演じました。モギリョフセンターにはデータ処理用のコンピューターやソフトウェアも供与しました。

5年間各センター所在地でシンポジウムを開き、第1回は1992年にモギリョフで、1995年にゴメリで開催しました。これとは別に、ベラルーシでチェルノブイリの支援活動をしている海外の団体は数多く、その調整を図るためにベラルーシ政府を支援し、1997年に調整会議をミンスクで開催しています。