[活動レポート]
ヘルシー・ソサエティー賞を受賞しました

3月13日、第15回「ヘルシー・ソサエティー賞」授賞式が東京都千代田区のパレスホテル東京にて晴れがましく盛大に執り行われました。
授賞式には皇太子殿下、同妃殿下のご臨席のもと600名以上が参列しました。
5部門5名の授賞が行われ、会長喜多は教育者部門で授賞しました。

壇上に上がる会長喜多悦子

ヘルシー・ソサエティー賞は健康な社会と地域社会、そして国民のクオリティ・オブ・ライフの向上に貢献した人々を称える目的で、ジョンソン・エンド・ジョンソンと日本看護協会によって平成16年に創設された賞です。

会長喜多は長年の国際医療保健経験を日本の地域医療に還元し、地域保健の中核となる看護専門家の育成に取り組んできたことが評価され今回の受賞に至りました。

授賞式には「日本財団在宅看護センター」起業家育成事業の1期生5名が各地より駆けつけてくださいました。

1期生5名

談笑を楽しむ

喜多は国際支援をしていた際に、病院も医師もいない紛争地で看護師が人々の健康を守っている姿を目にしました。そこにいた看護師は、日本の看護師のような高度な教育は受けてはいませんでしたが、そのような人がいると、その地域の人々の健康状態が違うこと、安心感があることを実感していました。

帰国後、日本赤十字九州国際看護大学の学長になり、看護教育を行う上で、日本における過疎化、高齢化といった様々な問題は、看護の力で変えられると思う一方、発展途上国の看護師に比べ、高度な教育を受けているにも関わらず、日本の看護がうまく活用されていないというもどかしさを感じていました。

そんな時、笹川記念保健協力財団で働く機会を得たことで、看護師の力で社会を変えたい想いは日本財団の資金提供を受け、現在の看護師の自立を図る活動が実現しています。

スピーチの最後には、今回の授賞は、8ヶ月の研修を受け全国で起業をしている修了生と、恵まれない地域で頑張っている世界の看護師達へエールとして頂いたと述べました。

日本財団笹川会長

旧知のメンバーに再開

▼スピーチ本文

本日、皇太子殿下、妃殿下がお揃いのところで、この晴れの賞を頂きましたことを大変光栄に存じます。

私はご紹介頂きましたように小児科医から国際に入りました。わが国初の紛争地支援ということでアフガンに行ったことがきっかけになって、たくさんの紛争地で働きました。そういう所では病院はありません。医師はいません。しかし人は生まれ育ちます。

そういうところで人々の健康を誰が守っているかと言いますと看護師でした。しかし日本の看護師のように、きちっと教育を受けている人はほとんどいないわけですけども、脈が取れる、足に浮腫があるということがわかる人が一人でもいるだけでその地域の健康状態は違いました。

そのようなことから、看護師の力ということに目覚めた訳で、その後看護教育に入りました。日本の地域をその時に、調べてみますと、もうすでに過疎化、高齢化が始まっていて、人々が健康について心配しているというのは実は途上国と似たり寄ったりだと気づきました。それで是非看護師の力を使って地域の健康を守りたいという風に考えましたけれども、看護大学の在学中はその余力がございませんでした。

そしてその終わりの頃に、今の、笹川記念保健協力財団に招いていただきまして、今のような看護師の力で地域をなんとかしたいという考えを述べました所、親財団である日本財団から資金の提供を受けまして、8ヶ月の在宅看護センター起業家育成事業と言うコースをはじめました。

今日もその仲間が5人来てくれていますけれども、8ヶ月の研修の後、日本財団在宅看護センターという名において開業している者は今50カ所程あります。4年間でございます。

日本財団在宅看護センターは、多職間連携を進め、地域の人々を守ることができると思います。日本の保健医療は規則がたくさんございまして、中々看護師は自立し難い状態にございます。すこーしそれを緩めて看護師の自立を進めることが、日本の地域の医療を楽にすることであろうと思っております。

今回のこの栄誉はその仲間達そして世界の恵まれないところで頑張っている看護師達へのエールとして頂いたと思っております。
本日はありがとうございました。

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