[活動レポート ― ハンセン病]
ハンセン病の歴史を語り継ぐ国々

ユネスコ「世界の記憶」への登録を目指すフィリピンクリオン島のミュージアム&アーカイブ、世界遺産登録を目指す日本の瀬戸内市内2療養所やコロンビアの療養所など、主に世界遺産を中心とした取り組みが各国で行われています。その中で、世界の記憶に登録されているノルウェーのベルゲンハンセン病博物館と並んで、すでにユネスコ世界遺産国内候補になっているのが、ギリシャのクレタ島東部に位置するスピナロンガ島です。

ギリシャ:スピナロンガ島

ギリシャ:スピナロンガ島

クレタ島にはかねてより多くのハンセン病にかかった人々がおり、2カ所のハンセン病村が確認されたため、20世紀初め、スピナロンガ島はクレタ共和国によってハンセン病コロニーに指定され、隔離の島となりました。その後、隔離法は廃止され、現在は、ギリシャ文化庁により島全体が歴史遺産として保存され、観光地として多くの人々を惹きつけています。イギリス人作家、ヴィクトリア・ヒースロップの小説『封印の島』の舞台としても有名です。
島内にある当時の病院跡

島内にある当時の病院跡