[活動レポート ― ホスピス緩和ケア]
語りつくそう!理想のホスピス医にとって大切なこと~第14回ホスピスドクター研修ネットワーク情報交換会開催

2019年2月9日、笹川記念保健協力財団の支援で、ホスピス・緩和ケアを研修された29名のドクターが、北は北海道、南は九州 熊本県から参集下さいました。小雪の舞う寒い一日、熱い議論が交わされました。

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ホスピス・緩和ケアドクター研修は、2001年、この分野の医師の拡充を目指し、当財団が開始したもので、既に緩和ケア専門医資格を有される指導医の指導の下、1年間の実践研修ができるコースで、これまでに計110名が研修を修了され、全国各地でご活躍です。
当初、100名を目指して始まった本研修は、すでにその目的を達したこともあり、財団では、ひとまず現行の研修プログラムは2018年度で終了させていただきます。

今回のような研修受講生とそのご指導に当たられた先生方の情報交換会は、財団事業とは別個の位置づけであり、今後、関係者各位がどのように継続をお考えになるかにより、財団のかかわりも変わってまります。今回、修了生110名中30%に近い方々のご参集を得たことは、財団としても、次を考える良い機会となりました。

この、いわば研修OBOG医の集まりは、先生方の自発的な活動として続けられてまいりました。財団は、事務局としてお手伝いの立場ですが、研修に関し、また、各地各所の現場での気づきや新たな知見を共有し、真にホスピス緩和ケアの専門医を目指された原点に立ち返えられる機会を拝見させていただいておりました。

今回は、午前中は聖路加国際病院緩和ケア病棟を見学、ご担当の林章敏先生をはじめ、関連の諸先生方とスタッフの方々と交流させていただきました。ご承知のことですが、聖路加病院には、チャペルはじめ、歴史的スポットがございます。そのいくつかをめぐりました。また診察室、病棟とも眺めが良く明るい雰囲気に加え、ストレッチャーのまま屋外に出られるテラスでは、木々や季節の花、青空を楽しめる構造で、病院全体の緩和ケアムードを感じました。

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午後は、東京駅近くの会場で、例年通り、参加者の近況を報告、今年度研修中の4名の中間報告に続き、「語りつくそう!理想のホスピス医~ホスピス医にとって大切なこと~」をテーマに、グループディスカッションが行われました。

大変活発な質疑応答が続き、時間切れもありましたが、日々の疑問や気づきにつき、喧々諤々でした。研修支援が終わることもあって、参加者全員の緩和ケアに対する篤い思いを確認する機会となりました。修了後は、小時間の交流会となりましたが、議論が続きました。

今回、そしてこれまでご指導、ご尽力下さいました関係者の皆様、研修に関与いただきました先生方に深甚の謝意を申し上げます。