[活動レポート ― 公衆衛生の向上]
[グローバル]WHO笹川健康賞 2014

WHO笹川健康賞は 1984年、「世界の人々に健康を」という WHOの掲げる目標に賛同し、当時のWHO 事務局長Dr. Halfdan Mahlerと日本財団初 代会長笹川良一氏により創設されました。プ ライマリ・ヘルスケアの分野においてユニー クかつ革新的な活動を展開し、人々の健康増 進に大きく貢献している方々を顕彰すること で、今後のさらなる活動の発展を奨励するこ とを目的としています。これまでに個人27名 と24団体が受賞しています。 表彰式は毎年5月にWHO本部(スイス)に て開催される世界保健総会席上にて行われ ます。

30回目となる2014年度は、ドミニカ共和国のハンセン病対策のパイオニア「フベルト・ボガエルト・ディアス博士記念ハンセン病コントロール財団/ドミニカ皮膚科研究所」に賞が贈られました。ハンセン病をはじめ皮膚病、HIV/AIDSなどの性感染症の治療・研究を行っている機関で、1963年にDr. Hubert Bogaert Diazによって設立されました。当時、ドミニカでは診断の遅れから重篤な後遺症を引き起こすハンセン病患者が多く見られましたが、同団体が中心となってハンセン病制圧活動を行い、病気の蔓延を防ぐための医学的アプローチを行うと同時に、住民への病気の正しい知識の啓発、医療従事者への教育などにより、病気の早期発見と適切な投薬治療を実現し、同国のハンセン病発症率の低減に大きく寄与しました。

WHO笹川健康賞の受賞団体には副賞とし て4万ドルの賞金が贈られます。今年の賞 金はドミニカ共和国のさまざまな皮膚病を 抱える子どもたちの治療格差の是正のた めに使われる予定です。投薬や紫外線保護 服、家族へのサポートなどを主に行います。

活動レポート2014SHP