
ハンセン病状況
活動開始年 | 1974年 |
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登録患者数 (2017年度末) |
120 |
新規診断患者数 (2017年1年間) |
137人 |
制圧達成年 | 1998年 |
財団支援内容 | 薬品・機材供与 人材育成 医療施設建設 |
カンボジア王国での活動
笹川記念保健協力財団では、1974年度からハンセン病対策を、1992年度から2004年度まで寄生虫症対策活動を支援しています。
ハンセン病対策活動
カンボジアは1998年に公衆衛生上の問題としてのハンセン病の制圧を達成し、その後も制圧レベルを維持しています。しかし、患者や回復者その家族に対する差別や偏見などの問題も残されており、今後はそのような社会面での支援にも取り組んでいく予定です。
支援活動レポート
寄生虫症対策活動
財団支援内容 | 専門家派遣 薬品・機材供与 WPRO寄生虫症対策プログラム |
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村での検診調査活動
学校での検診調査活動
1998年4月、フィリピン・マニラのWHO西太平洋地域事務局(WPRO)において、今後の寄生虫症疾患対策について協議され、「カンボジアにおける住血吸虫症および土壌を媒介とした寄生虫症のコントロールプログラム」が優先課題として合意されました。
これを受け、当財団は、1999年からWHO、カンボジア保健省、国境なき医師団(MSF)、UNICEF(国際連合児童基金)と連携を図り、現地活動への協力行うことになりました。
当財団は、日本から専門家を現地に派遣し、集団検診などの現地調査と、WHO西太平洋地域事務局を通じて現地の保健省の実施する対策、指導者のトレーニング、集団駆虫などの活動費への支援を2007年まで行いました。その結果、流行地住民の感染が激減し、政府保健省は制圧目標を掲げるに至りました。
2004年7月には、WHOが目標としている2010年までの就学児童の75%の集団駆虫治療実施目標を達成しました。