[支援している国々]
ネパール


ハンセン病状況
活動開始年 1975年
登録患者数
(2016年度末)
2,559人
新規診断患者数
(2016年1年間)
3,054人
制圧達成年 2009年12月
財団支援内容 人材育成
現地技術協力
薬品・機材供与
ハンセン病制圧活動
医療施設建設
啓発
回復者支援
障がい予防・治療

ネパール連邦民主共和国での活動

笹川記念保健協力財団は、1975年度からハンセン病対策支援を開始しました。

ハンセン病対策活動

ネパールでは1950年代より欧米を中心とするNGOがハンセン病の診療活動を開始しています。ハンセン病は公衆衛生問題として捉えられ、1960年には調査ならびに対策活動が開始され、1966年には国内で約10万人の患者がいたとされます。ダプソンによる治療が始まった後、1982年に多剤併用療法(MDT)が導入され、1996年にはネパール全土で治療がなされるようになり、ハンセン病の患者数は大きく減少していきます。

しかしながら、高山地域やへき地などへの保健サービスの徹底には常に困難が伴い、往々にしてハンセン病の診断および治療の開始が遅れることが多く、また治療を継続することが難しく中断したままとなることも少なくありません。こうした地理上の問題に加え、ネパールでは1996年に内戦が勃発、治安の悪化が深刻となる中、保健所などへのアクセスが困難となる地域もありましたが、多くの困難な条件にもかかわらず、政府やNGOによる積極的な制圧活動の結果、2009年12月に制圧を達成しました。

当財団は、設立当初よりネパールのハンセン病問題に全面的に取り組んできました。保健スタッフのトレーニングをはじめ、薬品・機材、制圧活動を進めるために必要な車両やモーターバイクの供与、啓発・教育教材、ネパール語の「ハンセン病アトラス」制作・配布などを行いました。中西部スルケットにおいてハンセン病・結核診療センターの建設へも協力しています。

しかし、社会におけるハンセン病に対する偏見・差別は根強く、患者や回復者およびその家族はいまだ経済的・社会的な困難に直面しています。そのため、当財団では、啓発活動や回復者の自立支援、回復者の子弟への教育支援、現地の回復者団体の基盤強化や彼らが行う女性エンパワーメントワークショップの開催などへも協力を行い、ハンセン病への不当な偏見・差別を払拭し、回復者とその家族が社会の一員として自信を持って生きていけるよう取り組んでいます。

支援活動レポート

[ネパール]ハンセン病患者・回復者の子女への奨学金支援
[ネパール]路上劇を通じた啓発活動
[ネパール]スルケット ハンセン病・結核診療センターの建設
[ネパール]セルフケア・トレーニング
[ネパール]回復者の経済自立促進プロジェクト
[ネパール]クリニックおける治療とセルフケアトレーニング
[ネパール]井戸ポンプの設置